更新日[ 2026/01/30 ]
職務経歴書の「職務要約」の書き方は?例文と通過率UPのポイント
「職務経歴書を作成し始めたものの、冒頭の『職務要約』で筆が止まってしまった……」
「自分の経歴をどう短くまとめれば、採用担当者の目に留まるのだろう?」
そんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
職務経歴書の冒頭にある「職務要約」は、採用担当者が書類を読み進めるかどうかを判断する、いわば“第一印象”を決める最重要パートです。ここで興味を引けなければ、どれほど詳細に優れた職務経歴を書いても、十分に読まれない可能性さえあります。
しかし、難しく考える必要はありません。採用担当者に響く要約には、明確な「書き方の型」と「通過率を上げるためのルール」が存在します。
この記事では、職務要約の基本的な書き方から、プロが教える「NGワードの言い換えテクニック」、さらに実際に通過した「添削ビフォーアフター」までを詳しく解説します。職種別・ケース別の例文も豊富に紹介しますので、あなたの状況に合わせて活用し、自信を持って提出できる職務経歴書を完成させましょう。
この記事でわかること
- 書類通過率を高める「職務要約」作成のポイント
- 職種別の例文・サンプル集
- 転職エージェントによる添削ビフォーアフター
目次
- 職務経歴書の「職務要約」とは?採用担当者はここを見る
- 募集要件とスキルの「合致度(マッチング)」
- 端的に情報をまとめる能力があるか
- 書く前の準備:キャリアの棚卸しと企業研究
- これまでの経験・スキルを書き出してみる
- 求人情報から「企業が求めているスキル・経験」を読み取る
- 書類通過率を高める「職務要約」作成 4つのポイント
- 文字数は200~300文字(3~4行)が目安
- 応募企業やポジションとの「マッチするスキル」を意識する
- 具体的な「数字」や「実績」で根拠を示す
- 読みやすい構成と「誰にでも伝わる言葉」
- 限られた文字数を無駄にしない!「伝わらないNGワード」の言い換えテクニック
- キャリアの状況で使い分ける「2つの構成パターン」
- A.「時系列(編年体)形式」:経歴が一貫している人向け
- B.「キャリア(職能)形式」:転職回数が多い・経験が多彩な人向け
- 【職種別】職務要約の例文・サンプル集
- こんな時はどう書く?状況別の書き方ポイント
- 転職回数が多い場合の書き方
- 未経験・異業種へ転職する場合の書き方
- アルバイト経験のみ・初めて転職する場合の書き方
- 【実録】添削ビフォーアフター!通過する要約への改善事例
- 改善事例1:具体性が不足していたケース(Tさん / 20代後半 / 労務)
- 改善事例2:アピールポイントが応募企業のニーズとズレていたケース(Aさん / 30代前半 / 人材広告営業)
- 改善事例3:「客観的な事実」よりも「主観的な感想」が目立っていたケース(Sさん / 20代後半 / 旅行代理店営業)
- 職務要約に関するよくある質問(FAQ)
- Q.応募する企業ごとに内容は変えるべきですか?
- Q.アピールしたい実績が多すぎる場合はどのようにまとめればよいですか?
- 職務要約は「つかみ」が命!自信がない時はプロに相談を
- 提出前の「5秒チェックリスト」
- プロの添削で書類通過率を最大化しよう
職務経歴書の「職務要約」とは?採用担当者はここを見る
職務要約とは、職務経歴書の冒頭に記載する、200〜300文字程度の「経歴のあらすじ」のことです。応募者の全体像を短時間で伝えるための重要なパートと言えます。
採用担当者がこの短い文章を通じて何を見極めようとしているのか、その役割と具体的なチェックポイントについて見ていきましょう。
<参考記事>
職務経歴書の書き方は? 転職成功のために知っておくべきポイントと注意点
募集要件とスキルの「合致度(マッチング)」
採用担当者が短時間で候補者を絞り込む際、最も重視するのは「募集要件とスキルの合致度」です。担当者はまず、応募者の経験・スキル・実績が募集要件とどれほど一致しているかを確認し、合致度が高いほど「会ってみたい」と判断する傾向にあります。
職務要約の冒頭で要件に直結する経験を示せば、読み手の関心を強く惹きつけられます。また、担当業務の規模や成果を数字で示すことは、スキルの再現性を伝える上で非常に有効です。
企業の求める人物像に合わせて強調するポイントを調整し、マッチングを意識した構成にすることが、選考通過率を高める鍵となります。
端的に情報をまとめる能力があるか
「情報を端的にまとめる力」も、採用担当者が重視するビジネススキルの一つです。長い経歴を200〜300文字に凝縮する作業は、論理的思考力や情報編集能力の証明となり、実務能力の高さとして評価されます。
採用担当者は限られた時間で全体像を把握しようとしています。そのため、単なる事実の羅列ではなく、要点を的確に抽出し、理解しやすい順序で構成できているかがチェックされます。 経験・スキル・成果を簡潔にまとめ、「結局何ができる人材なのか」を一目で伝えられれば、書類選考の通過率を高めるだけでなく、ビジネスパーソンとしての基礎能力を強く印象づけることができるでしょう。
書く前の準備:キャリアの棚卸しと企業研究
職務経歴書の作成に取りかかる前に、まずは書くための「素材」を集める準備が欠かせません。
説得力のある職務要約を作るために必要な、「キャリアの棚卸し」と「企業研究」のステップについて解説します。
<参考記事>
転職時の自己分析のやり方は?自己分析シートの活用方法を解説

これまでの経験・スキルを書き出してみる
まずは、過去の業務内容・担当期間・役割・成果をすべて書き出し、時系列で整理しましょう。自分がどのような場面で力を発揮してきたかを可視化することで、自身の強みや「コアスキル」が明確になります。
この際、実績は可能な限り数字(売上、人数、期間など)で示すのがポイントです。具体的なデータがあることで説得力が増し、担当領域の規模感も採用担当者に伝わりやすくなります。
求人情報から「企業が求めているスキル・経験」を読み取る
職務要約の精度を高めるためには、相手を知ることが不可欠です。企業の求人票や公式HPに記載されている「求める人物像」「必須スキル」「歓迎要件」を読み解き、企業が本当に重視しているポイントを把握しましょう。
次に、先ほど棚卸しした自身のスキルと照らし合わせ、「接点」を探します。実際に書き始める前に「自分のどの経験が相手のニーズと重なるか」を明確にしておくことで、後の執筆作業で迷わずに要点を組み立てられるようになります。
書類通過率を高める「職務要約」作成 4つのポイント
採用担当者に「会ってみたい」と思ってもらうためには、短時間で情報を的確に伝える工夫が必要です。
本セクションでは、読み手の目に留まる魅力的な要約にするために意識すべき、4つの具体的なポイントを解説します。
<参考記事>
職務経歴書のダメな例10選|作成時の心得、正しい書き方とは
文字数は200~300文字(3~4行)が目安
職務要約の文字数は、200〜300文字(3〜4行)に収めるのが目安です。多忙な採用担当者が、30〜45秒ほどで無理なく読める分量がこの長さだからです。長すぎると読み飛ばされるリスクがあり、逆に短すぎると情報不足で全体像が伝わりません。
要点を絞り、結論から簡潔に示すことで、採用担当者に「読む価値がある」と感じてもらえる要約になります。
応募企業やポジションとの「マッチするスキル」を意識する
職務要約は単なる「経歴のまとめ」ではなく、応募先への「アピール」として構成しましょう。
採用担当者は「自社で活躍できるか」を見ています。そのため、直近の業務や共通して活かせるスキル、特に募集要件と接点のある経験を優先的に取り上げることが重要です。
複数の経験の中から、応募企業にフィットするポイントを選び抜いて記載することで、「このポジションに適している」という印象を与えることができます。
具体的な「数字」や「実績」で根拠を示す
説得力の高い職務要約にするためには、客観的な事実を提示することがポイントです。「売上金額」「達成率」「プロジェクト規模」「マネジメント人数」など、定量的な情報を盛り込みましょう。
数字は「どの程度の成果を出せる人なのか」を伝える確かな根拠となります。抽象的な表現を避け、数値で裏付けを行うことで、短い文章の中でも強いインパクトを残せます。
読みやすい構成と「誰にでも伝わる言葉」
読みやすい職務要約を作るには、構成と言葉選びが欠かせません。 一文を短く区切り、採用担当者が負担なく読めるリズムを意識しましょう。また、社内用語や専門用語の多用は避け、誰が読んでも理解できる平易な言葉を選ぶことが大切です。
内容が明確で、かつ読み手に配慮された文章は、それだけでビジネススキルの証明になります。
限られた文字数を無駄にしない!「伝わらないNGワード」の言い換えテクニック
短い文章の中で最大限のアピールをするためには、抽象的な表現を避け、具体的な実績へと言い換える工夫が大切です。
職務要約のスペースはごくわずかしかありません。そこに「コミュニケーション能力があります」「粘り強く頑張りました」といった曖昧な言葉を使ってしまうと、中身の薄い文章になってしまいます。採用担当者が知りたいのは、性格の自己申告ではなく、仕事で発揮した成果という客観的な「事実」です。
具体的な数字やエピソードに置き換えることで、説得力のある情報を伝えましょう。
ここでは、多くの人がつい使ってしまう抽象的な表現を、職務要約にふさわしい「具体的な成果」に変換するテクニックを紹介します。
【よくあるNG表現とOK表現の変換リスト】
△NG表現:「営業として成果を残しました」
↓
◎OK表現:「2023年度は年間目標1億円に対し達成率120%を記録し、部内1位の成績を収めました。」◆変換のポイント
「成果」という言葉に加え、「いくら売ったか」「何%達成したか」という数字を添えることで、実力がより具体的にイメージできるようになります。△NG表現:「プロジェクトを円滑に遂行しました」
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◎OK表現:「協力会社5社との納期調整を担当。工程表の再構築を行い、トラブル発生時も当初の納期より3日早く納品しました。」◆変換のポイント
「円滑」という表現は主観的になりがちです。「何社と調整したか」「トラブルをどう防いだか」という事実を加えると、調整力の高さが客観的に伝わる文章になります。△NG表現:「新規開拓に注力しました」
↓
◎OK表現:「過去に失注した顧客リスト100件へ半年後に再アプローチを行い、新たに5社の契約を獲得しました。」◆変換のポイント
「注力した」という表現に留めず、行動量(件数)と結果(契約数)を記載しましょう。そうすることで「行動を成果に結びつけられる人材」という説得力が増します。△NG表現:「リーダーシップを発揮しました」
↓
◎OK表現:「メンバー5名の進捗管理とメンターを担当。遅れているメンバーの業務を再分配し、チーム全体の目標達成率120%を実現しました。」◆変換のポイント
リーダーシップは「役職」だけでなく、実際の「行動」でも示せます。何人のメンバーに対し、どんなサポートをしてチームに貢献したのかを具体的に書くと効果的です。△NG表現:「周囲と協力しながら業務を遂行しました」
↓
◎OK表現:「チーム内のナレッジ共有を提案し、マニュアルを整備。属人化していた業務を標準化し、新人の教育期間を2週間短縮しました。」◆変換のポイント
単に「協力した」だけでなく、「組織の課題」に対して自分からどう働きかけて解決したか(マニュアル化や共有など)まで書くと、採用担当者の評価が高まります。
キャリアの状況で使い分ける「2つの構成パターン」
職務要約の構成には、大きく分けて2つの「型」があります。自分の経歴やアピールしたいポイントに合わせて最適な形式を選ぶことで、読みやすさと説得力がぐっと高まります。
A.「時系列(編年体)形式」:経歴が一貫している人向け
時系列(編年体)形式は、入社から現在までの経歴を順番に整理して記載する、もっとも一般的な構成です。
キャリアの流れが一目で把握できるため、一つの職種を長く続けている場合や、一貫した経歴を持つ人に特に適しています。採用担当者は成長の過程を追いやすく、どのように経験を積み上げてきたかを短時間で理解できます。また、履歴書との整合性が取りやすく、読み手に負担を与えない点もメリットです。
一方で、転職回数が多いと情報が煩雑になりやすいため、経歴がシンプルで「積み上げ型のキャリア」を示したい場合に活用するのがおすすめです。
B.「キャリア(職能)形式」:転職回数が多い・経験が多彩な人向け
キャリア(職能)形式は、転職回数が多い方や多彩な経験を持つ方に適した構成で、会社ごとではなく「営業経験」「マネジメント経験」などのスキル単位でまとめる書き方です。
職務内容をカテゴリ別に整理することで、応募先が求める能力を的確に示せるようになります。専門性や強みを前面に出せるため、実務能力を重視する企業に対して効果的なアピールが可能です。また、転職回数が目立ちにくくなり、経験の幅広さをポジティブに伝えられる点も大きな魅力と言えます。
ただし、時系列が見えにくくなる側面があるため、冒頭に簡潔な略歴を添えると、読み手の理解がいっそう深まるでしょう。
【職種別】職務要約の例文・サンプル集
ここでは、営業・事務・販売・企画・エンジニアなど代表的な職種ごとに、強調すべき要素や書き方のポイントを整理した例文を紹介します。例文の意図や評価ポイントの解説も併せて掲載しますので、ご自身の経験に置き換えて活用してください。
「営業職」の職務要約
大学卒業後、株式会社〇〇に入社し、法人向けオフィス機器の新規開拓営業に約5年間従事してまいりました。テレアポによるリード獲得から商談、契約後のフォローまでを一貫して担当。顧客の課題をヒアリングし、コスト削減と業務効率化を同時に実現する提案を行うことで、信頼関係の構築に努めました。
その結果、入社3年目には年間売上1億2,000万円(目標達成率110%)を達成し、部内MVPを受賞することができました。現在は5名のメンバーを持つチームリーダーとして、後輩の育成や営業プロセスの標準化にも注力しています。
貴社におきましても、この「課題解決型の提案力」と「目標達成への執着心」を活かし、事業拡大に貢献したいと考えております。[ポイント]
・「誰に・何を・どのように」売っていたかを冒頭で明確にする。
・売上金額や達成率などの「定量的な実績」は必須。MVPなどの表彰歴があれば必ず記載する。
・プレイヤーとしての実績だけでなく、マネジメントや教育経験など加点要素になる事項があれば盛り込む。
「事務職(一般事務・営業事務)」の職務要約
20XX年、新卒で△△商事株式会社に入社。営業事務として約4年間、営業部員15名のサポート業務に従事しています。 受発注処理(月間平均300件)、請求書作成、見積書作成、顧客からの電話・メール対応を正確かつスピーディーに行うことを心がけてきました。
また、従来の紙ベースでのデータ管理に課題を感じ、Excelマクロを活用した集計ツールを自作して導入。これにより、部内の集計作業時間を月間20時間削減することに成功しました。
正確な事務処理能力に加え、業務フローそのものを改善する視点を活かし、貴社のバックオフィス業務の効率化に貢献いたします。[ポイント]
・「事務処理ができます」だけでなく、「対応件数」や「サポート人数」で規模感を伝える。
・PCスキル(Excel関数、マクロなど)は具体的なレベル感を記載する。
・受動的な業務だけでなく、「業務改善(効率化・工数削減)」のエピソードを入れると、「自走できる人材」として評価される。
「経理職」の職務要約
大学卒業後、〇〇株式会社(売上高●●円)に入社し、経理部にて6年間にわたり日常経理から月次・年次決算業務まで幅広く担当してまいりました。入社当初は仕訳入力や経費精算等の実務を担当し、3年目からは月次決算の主担当として、決算早期化プロジェクトを推進。業務フローの見直しを行い、決算確定日を5営業日短縮しました。
現在は年次決算の取りまとめや、監査法人対応、税務申告業務のサポートも行っています。
日商簿記2級の知識と実務経験を活かし、貴社においても迅速かつ正確な経理体制の構築・強化に尽力いたします。[ポイント]
・担当していた「決算業務の範囲(月次・年次・連結など)」を明確にする。
・企業の規模感(売上、従業員数)を書くことで、対応できる業務のレベルや複雑さを示唆する。
・「決算早期化」や「システム導入」などのプロジェクト経験は強いアピールになるケースが多い。
「人事・総務職」の職務要約
大学卒業後、ITベンチャー企業の株式会社□□に入社し、人事・総務全般を5年間担当しております。
特に採用業務においては、エンジニア採用のリーダーとして、ダイレクトリクルーティングの導入や採用広報の強化を推進。年間30名の採用目標に対し35名の採用(達成率116%)を実現し、組織の急拡大を支えました。
また、並行して勤怠管理システムの刷新や、テレワーク規定の策定など、労務環境の整備にも従事。従業員がパフォーマンスを最大限発揮できる環境づくりに注力してきました。
採用難易度の高い市場での採用成功体験と、柔軟な制度設計の経験を活かし、貴社の人事課題解決に貢献したいと考えています。[ポイント]
・守備範囲が広い職種のため、「何がメイン業務か(採用、労務、制度設計など)」を冒頭で示す。
・採用なら「人数・達成率」、労務なら「対応従業員数・改善件数」など、定性的な業務も可能な限り数値化する。
「ITエンジニア」の職務要約
●●大学情報学部を卒業後、SIerの株式会社□□に入社し、約7年間金融機関向けの基幹システム開発に従事してまいりました。Java、Oracleを用いたWebアプリケーション開発において、詳細設計から製造、テスト、導入後の保守運用までを一貫して経験。直近のプロジェクト(メンバー20名規模)ではリーダーを務め、要件定義などの上流工程や、顧客との折衝、メンバーの進捗管理も担当しました。
開発におけるQCD(品質・コスト・納期)の遵守を徹底し、プロジェクトを遅延なく完了させた実績があります。
技術力に加え、上流工程での設計力とチームマネジメント力を活かし、貴社のサービス開発におけるリードエンジニアとして貢献したいと考えております。[ポイント]
・開発分野(Web系、汎用系、インフラなど)と、代表的な技術スタック(Java、AWSなど)を記載し、一目で得意領域が伝わるようにする。(※必ずしもすべてのスキルを羅列する必要はなく、メインとなるものや応募先との親和性が高いものに絞りましょう)
・担当工程(上流~下流)とプロジェクト規模を明記し、どのレベルの業務経験があるかを伝える。
・技術力だけでなく、「顧客折衝」や「リーダー経験」を入れるとアピールになる可能性が高い。
「技術職(機械系、電気電子系エンジニアなど)」の職務要約
大学院修了後、自動車部品メーカーの株式会社◎◎に入社し、車載用センサーの機械設計・開発業務に従事しています。
3D-CAD(CATIAV5)を用いた筐体設計および構造解析をメインに担当。顧客(完成車メーカー)の要求仕様に基づき、設計から試作、評価、量産立ち上げまでの一連のプロセスを経験しました。
特にコストダウン設計を得意としており、既存製品の部品点数を削減する設計変更提案により、製品コストを従来比で15%削減した実績があります。
モノづくりにおけるQCD管理の経験と、量産化を見据えた設計スキルを活かし、貴社の製品開発に貢献いたします。[ポイント]
・「担当製品」「担当部位」などを具体的に書く(専門性のアピール)。
・使用ツール(CAD、解析ソフトなど)を明記する。
・「コストダウン」「特許出願」「不具合対応」などの具体的な成果エピソードを盛り込む。
「マーケティング職」の職務要約
大学卒業後、Web広告代理店および事業会社にて、計6年間デジタルマーケティング業務に従事してまいりました。
現職では自社ECサイトのマーケティング責任者として、SEO対策、リスティング広告運用、SNS運用の戦略立案から実行までを統括。
ユーザー行動データの分析に基づき、LP(ランディングページ)の改善施策を行った結果、CVR(コンバージョン率)を1.5%から2.8%へ改善し、昨対比150%の売上アップに貢献しました。
データ分析に基づく論理的な施策立案と、社内外の関係者を巻き込む推進力を活かし、貴社のサービス拡大に尽力いたします。[ポイント]
・担当したチャネル(Web、SNS、オフライン等)と役割を明確にする。
・「売上アップ」などの結果だけでなく、「どう分析し、どう改善したか(プロセス)」を書く。
・CVR、CPA、ROASなどの指標を用いて、具体的な実績と実務能力の高さを証明する。
「販売・サービス職」の職務要約
新卒で株式会社▽▽に入社し、アパレルブランド「〇〇」の販売員として5年間勤務。現在は旗艦店(スタッフ15名)の店長を務めています。
「お客様の潜在ニーズを引き出す接客」を徹底し、個人売上では全店300名中トップ3を2年連続で維持。店長就任後は、店舗VMD(売場作り)の改善やスタッフ教育に注力しました。
チーム全体の接客レベル底上げを行った結果、前年割れが続いていた店舗売上を前年比120%まで回復させました。
現場で培った対人折衝力と、店舗マネジメントにおける数値管理能力は、貴社の営業職においても活かせると確信しております。[ポイント]
・店舗の規模(売上、スタッフ数)や取り扱い商材を明記する。
・個人売上の実績だけでなく、「店舗全体への貢献(教育、VMD、オペレーション改善)」を書くと、リーダーシップのアピールになる。
・異業種へ転職する場合は、接客で培った「コミュニケーション能力」や「課題解決力」を強調する。
こんな時はどう書く?状況別の書き方ポイント
「転職回数が多い」「未経験の職種に挑戦したい」といった事情がある場合、職務要約をどうまとめればよいか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、これらは必ずしもマイナス要素になるわけではありません。状況に応じた書き方のコツを押さえることで、あなたの経歴を魅力的なアピール材料に変えることができます。
ここでは、特に書き方に迷いやすい3つのケースについて、採用担当者に響く構成のポイントを解説します。
転職回数が多い場合の書き方
転職回数が多い場合、1社ずつ経歴を羅列すると長くなり、要点がぼやけてしまいます。そのため、企業名ではなく、複数社で共通して発揮してきた強みやスキルを軸にまとめる「キャリア式」で整理するのが効果的です。
例えば「営業経験」「店舗マネジメント」「業務改善」など、職能ごとに経験を再構成してみましょう。そうすることで、キャリアの一貫性や専門性が伝わりやすくなります。採用担当者は「定着性」を懸念するケースが多いですが、複数の環境で通用するスキルを示すことができれば、適応力の高さや経験の幅広さというポジティブな評価につなげられます。
応募先が求めるスキルに合わせて強調ポイントを調整し、即戦力性をアピールしましょう。
未経験・異業種へ転職する場合の書き方
未経験職種や異業種への転職では、前職の経験をそのまま書くのではなく、新しい環境でも通用する「ポータブルスキル(対人折衝力・管理能力など)」に変換して伝えることが重要です。採用担当者は、専門知識以上に、コミュニケーション力や課題解決力、学習意欲といった「基礎能力」を重視しているからです。
業界用語を多用せず、誰にでも伝わるビジネス共通言語で記載し、数字や具体的な行動を交えて説明すると説得力が高まります。また、なぜその業界を選んだのかという「接点」を示すことで、キャリアの一貫性も補強できます。
経験の量ではなく、「活かせる力」と「新しい環境への適応力」を明確に伝えましょう。
アルバイト経験のみ・初めて転職する場合の書き方
正社員経験がなくアルバイト経験のみの場合は、雇用形態ではなく「どんな力を身につけ、どう行動してきたか」を中心にまとめることが重要です。企業が重視するのは、仕事に対する責任感や基礎的なビジネススキルです。「どんな工夫をして、どう行動したか」を中心にまとめましょう。
例えば、接客業であれば顧客対応力やクレーム処理の経験、事務系であれば正確性やPCスキル、長期勤務なら勤怠の安定性や信頼性が評価対象になります。また、シフトリーダーや新人教育を任された経験があれば、主体性やマネジメント素養として強い武器になります。 複数のアルバイト経験がある場合は、共通して活かせるスキルを軸に整理するのが効果的です。業務改善や工夫した取り組みを具体的に示し、ポテンシャルの高さを伝えましょう。
<参考記事>
スキル不足が気になる30代の転職は可能?成功のポイントを解説
【実録】添削ビフォーアフター!通過する要約への改善事例
職務要約は、ほんの少し表現を変えるだけで採用担当者の受ける印象が大きく変わります。 ここでは、リクパーキャリアで実際に添削を行い、見事に書類選考を通過した3つの改善事例を紹介します。
「添削前(Before)」のどこが惜しかったのか、そして「添削後(After)」でどのように改善されたのか、プロの視点からの解説を参考にしてください。
<参考記事>
転職エージェントに職務経歴書を提出する理由は?作成のコツや注意点を解説
改善事例1:具体性が不足していたケース(Tさん / 20代後半 / 労務)
▼ Before:添削前
20xx年より現在に至るまで、株式会社△△(物流センター)にて労務事務として在籍しています。現場職員の入社・退職書類の処理、給与計算、契約書類の作成・管理、制服や資材の手配などを担当しています。また、センター長のサポートとして研修書類の作成や人事システムの導入・運用にも携わっています。リーダー経験はありませんが、上長不在時にはトラブル対応や報告を任されることもあります。▼ After:添削後
大学卒業後、株式会社●●に入社し、約5年間管理部で幅広い業務に従事しました。営業事務や品質管理を経て現職の株式会社△△へ転職し、未経験から労務事務を担当。約600名分の給与計算や各種管理業務を遂行しています。特に、紙ベースだった業務をデジタル化するプロジェクトでは、自らシステム導入とマニュアル作成を主導し、半年で電子化率を70%まで向上させました。これらの経験で培った「課題を特定し、主体的に解決する力」を活かし、貴社のバックオフィス業務の効率化に貢献したいと考えています。
【キャリアアドバイザーからのワンポイント解説】
Beforeの職務要約は担当業務の羅列に留まり、「どの規模で」「どんな工夫をして」成果を出してきたのかが伝わりにくい内容でした。Afterでは、システム導入に携わった事実だけでなく、「自らマニュアルを作成した」「電子化率を70%向上させた」といった具体的成果を加えることで、単なる事務担当ではなく「業務改善ができる人材」としての印象が明確になっています。
改善事例2:アピールポイントが応募企業のニーズとズレていたケース(Aさん / 30代前半 / 人材広告営業)
▼ Before:添削前
大学卒業後、飲食チェーンに入社し7年間勤務しました。店長として、「お客様に最高の笑顔を」をモットーに店舗運営に尽力し、新メニューの考案や接客マニュアルの作成も行いました。スタッフの誕生日には手紙を書くなどチームワークを大切にしています。20xx年に株式会社〇〇(人材広告会社)に転職し、新規開拓営業を行っています。テレアポや商談を行い、受注を獲得しています。▼ After:添削後
大学卒業後、飲食チェーンに入社し、約7年間店長として店舗運営に従事してまいりました。不採算店舗の再建を任され、原価管理の徹底と販促企画により昨対比120%の売上を達成しました。20xx年に株式会社〇〇(人材広告会社)へ営業職として入社。未経験ながら行動量を重視し、月間100件の新規アプローチを継続した結果、入社半年で新人賞(目標達成率110%)を受賞しました。店長経験で培った「目標必達の精神」と、現職での「新規開拓力」を活かし、貴社の事業拡大に貢献いたします。
【キャリアアドバイザーからのワンポイント解説】
今回の応募先は「即戦力の営業職」です。しかしBeforeでは、職歴の長い店長職の内容が大半を占めていました。そこで、前職の経験は「数字を作るマネジメント力」として簡潔に要約。最もアピールすべき「直近の営業実績」の記述を厚くすることで、採用担当者が知りたい情報(=営業として活躍できるか)と合致させました。
改善事例3:「客観的な事実」よりも「主観的な感想」が目立っていたケース(Sさん / 20代後半 / 旅行代理店営業)
▼ Before:添削前
株式会社△△ツーリストに入社し、カウンターセールスと法人営業を経験しました。お客様一人ひとりの希望に寄り添った旅行プランを提案し、「あなたにお願いしてよかった」と言っていただけたことが、私にとって大きなやりがいであり、自信にもつながりました。 法人営業では社員旅行の幹事様と打ち合わせを行い、旅行終了後に感謝の言葉をいただきました。多くの人と関わる中でコミュニケーション能力に自信がつき、どんな要望にも応える粘り強さが身についたと感じています。▼ After:添削後
大学卒業後、株式会社△△ツーリストに入社。カウンターセールスとして月間平均40組の旅行手配を担当し、3年連続で店舗内売上トップを記録しました。その後、法人営業部へ異動し、大手企業の社員旅行や視察ツアーの企画・運営を担当。最大500名規模の団体旅行案件では、行程管理から現地アテンドまでを一貫して完遂しました。 異なる顧客層に対して成果を上げてきた「提案力」と、大規模案件を動かす「調整力」を活かし、貴社のソリューション営業として貢献したいと考えています。
【キャリアアドバイザーからのワンポイント解説】
Beforeでは「嬉しかった」「自信がついた」といった主観的な感想が中心で、採用担当者が知りたい“実務能力”が伝わりにくい内容でした。Afterでは「3年連続売上トップ」「500名規模の案件完遂」といった客観的な事実を盛り込み、プロとしての実績が明確に伝わる職務要約へと改善しました。
職務要約に関するよくある質問(FAQ)
職務要約を作成する際、多くの方がつまずきやすいポイントがあります。以下では、特に寄せられる質問をまとめています。ご自身の状況に置き換えながら、疑問の解消に役立ててください。
Q.応募する企業ごとに内容は変えるべきですか?
A. はい、変えるべきです。企業によって「求める人物像」や「重視するスキル」が異なるためです。
採用担当者は、冒頭の数行を見て「自社のニーズに合っているか」を判断します。そのため、同じ経歴であっても、応募先企業の視点に合わせて「どの経験を強調するか(見せ方の角度)」を調整する必要があります。
例えば、営業職志望なら「数字・実績」を前面に出し、事務職志望なら「正確性・調整力」を強調するのが効果的です。求人票にあるキーワードを盛り込み、相手に合わせて構成することで、「会ってみたい」と思われる可能性がぐっと高まります。
Q.アピールしたい実績が多すぎる場合はどのようにまとめればよいですか?
A. すべてを盛り込もうとせず、「直近の経歴」や「応募職種に最も関連する実績」に絞り込みましょう。
採用担当者は短時間で要点を把握したいと考えているため、古い実績や関連性の薄い情報を並べても評価にはつながりにくいのが現実です。まずは応募先のニーズを分析し、それに直結する成果を優先的にピックアップしてください。
その上で、選んだ実績に対して「具体的な数字」や「プロセス」を添えるようにします。情報をあれこれ詰め込むのではなく、あえて絞り込むことで要約の密度が濃くなり、結果として説得力のあるアピールにつながります。
職務要約は「つかみ」が命!自信がない時はプロに相談を
職務要約は、書類選考における“つかみ”として、合否を左右する重要なパートです。提出前の仕上げとして、内容を5秒で確認できるチェックリストを用意しましたので、ぜひ活用してみてください。
提出前の「5秒チェックリスト」
応募ボタンを押す前、あるいは印刷する直前に、以下の5項目をチェックしましょう。
□文字量は適切か?
(PC画面で3~4行、200~300文字に収まっているか)□「数字」が含まれているか?
(売上・人数・年数など、具体的な数字が一目で分かるか)□「社内用語」を使っていないか?
(社外の人に伝わらない略語や独自名称が残っていないか)□「使い回し」に見えないか?
(汎用的すぎず、応募先との接点が盛り込まれているか)□冒頭で「何ができる人か」分かるか?
(書き出しで職種や強みが明確に伝わる構成になっているか)
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職務要約の完成度をさらに高めるためには、第三者の視点を取り入れることが非常に有効です。自分ひとりで作成していると、どうしても主観的な表現や情報の抜け漏れが生じやすく、企業が知りたいポイントとズレてしまうことがあるからです。
そこで活用したいのが、転職エージェントによる添削サービスです。経験の見せ方や数字の効果的な使い方、文章構成などを客観的にチェックしてもらうことで、読み手に伝わる書類へとブラッシュアップできます。
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アドバイス
- 監修者
- 下﨑 和志 (しもざき かずし)
人材エージェント事業部 マネジャー【国家資格 キャリアコンサルタント】
リクルーティング・パートナーズ株式会社 人材エージェント事業部 マネジャー。事業会社人事を経て、結婚・第一子誕生を機に地元福岡へUターン転職。ハイキャリアから次世代リーダーまで幅広い層の転職を支援。【国家資格 キャリアコンサルタント】